◆いさむ。いさましい。つよい。「勇気」「勇猛」
◆思い切りのよい。潔い。「勇断」「勇退」
「勇」は「マ」と「男」の組み合わせと思っていましたが、実は「甬(よう)」と「力」の組み合わせ。
上の「甬」は「勇」の読み方を示す目印となる部分です。
難しく言うと、
現代では表外読みとなっていますが、音読みの「ヨウ」はこの「甬」に由来すると考えられています。
一方で、「甬」はまっすぐ通り抜けるような構造を表す字でもあります。
例えば、「甬」が使われている漢字の「通」は道が街を貫くこと、「痛」は体の中を抜きぬけるような感覚を表しています。
そして、「勇」は「甬」と「力」との組み合わせ。
これは、力が内から外へ突き抜けるということ。
古代中国の思想家である孔子は言いました。
「義を見てせざるは勇無きなり」
正しいと思っているにも関わらず、それを実行できないのは勇気がないからであると。
例えば時の権力者に対して、例えば世の中に対して、例えば会社の上司に対して、
なにか間違ったことを指摘する。それは正義にもとる行為であると、伝えようとすることには勇気がいる。
もしかすると、自分の立場が危うくなってしまうかもしれない。
それでも、そこに「義」があるのであれば、体の中に生まれたその力を外に貫き通せと。
それが、勇気なのだと。
それには「男」も「女」も関係ないと。
そう感じずにはいられません。
危険や困難を恐れずに、力強く決断をして立ち向かうこと。
「僕は彼を侮っていたよ。
彼は自分を臆病者だと言うが、それはきっと優しさによるものなのだろう。。。
次、僕はどんな顔をして彼に会えばいいのだろうか」
「ただ、感謝を。
それが、勇猛果敢な彼に対する礼儀というものでしょう」
知恵も勇気も兼ね備えていること。
頭も良くて、勇気もあること。
「なぁ、失礼かもしれないが、なんであんたはそんな無能なふりをしてるんだ?
あんたに救われたオレとしたら、あんたが奴らにバカにされてるのはむかつくんだが、、、」
「俺の父は、知勇兼備であったが、それゆえに奴らに妬まれ、嵌められた。
今はまだ警戒されるわけにはいかない。しばらくは道化のままでいるさ」